体育器具
国内の試合はセノーの器具だから、 同じ条件で練習させたいんです
スポーツ課 主任 体操部・トランポリン部ゼネラルマネージャー 杉浦 正隆さん
最初の器具(?)はお風呂マット! 静岡産業大・体操部創設のころ
体操部は実は本大学の1期生だった私が、在学中に一人で立ち上げたものなんです。最初はなけなしの部費をはたいて量販店で買ってきたお風呂マットをストレッチに使ったり(笑)。もともとサッカーを中心にスポーツに力を入れている大学で、私も一生懸命大学を説得して、次第に体操にも注力するようになっていきましたが、古い器具をほかから譲り受けてくるという状態でした。近年ようやく体操専用の体育館が完成したんですが、それまでは場所を他の部と共有していたので、器具を毎回出し入れするなど大変でした。
専用体育館とセノーの器具。二つが揃って体操技術向上
ちょうど新体育館の建設が始まったころ、世界体操で使われた体操器具が販売され、そこで着地マットまで含めてすべてセノーの器具にしました。というのも、国内の試合に採用されている器具がセノー製なので、選手には同じ条件で練習させたいという思いがあったんですね。導入にあたっては営業の方にいろいろなわがままを聞いていただきました。おかげで選手の技術も上がっています。専用体育館という環境になり、ピットを採り入れたことで安全性も向上して、選手も思い切って練習できるようになりましたからね。
地域の人々も使う体育館には必須。信頼できるメンテナンス体制
体育館はキッズスクールやスポーツスクールといった形で一般にも開放しています。経営学部のなかにスポーツ経営学科があり、体育の教員免許や保育士の資格がとれるという特色があって、キッズスクールなどは体操部の学生が指導を行っているんですよ。大学関係者だけでなく、そうしたさまざまな人々が使う体育館であり体操器具なので、すぐに対応していただけるメンテナンス体制は心強いですね。いろいろとわがままを聞いていただけたことも含めて、セノーさんには信頼を寄せています。競技力向上につながるような新しい器具や、日本の体操が発展するようなものを、ぜひ安く作っていただきたいと思っています。