セノー(株)｜バスケットゴールの耐震化｜耐震・防振・安全性

セノーの考える耐震化

「阪神淡路大震災」「新潟県中越沖地震」「東日本大震災」で行なった1700ヶ所を超える安全点検の実績と経験から、吊り下げ式バスケットゴールの耐震化の必要性を実感し、対策に着手しました。

体育館はスポーツの場としてはもちろん、もしもの時には自治体の避難所としても利用されます。
安心してスポーツができる事はもちろんのこと、万一の場合は安全にその場所から避難ができること、そして安心して避難生活が送れることが体育館には求められるのです。

セノーが考える耐震化は、大きな揺れのあとでも重度の損傷や大規模な落下に寄る被害を起こさないこと、体育館に居る人の安全をしっかりと確保できること、応急避難所として地域住民の避難生活の拠り所となる環境を提供すること、教育活動の速やかな回復をはかることができる、といった4つの柱を基に開発されました。

耐震化ユニット

耐震化ユニットは新規・既存の吊り下げ式バスケットゴールに取付けが可能です。ゴールの取付部など全６箇所の補強を行なうことで、バスケットゴールの耐震化を行ないます。既存ゴールの場合、1対が約1〜2日の作業で完了する為、長期間の休館を必要としません。

落下防止対策	ゴール取付部の補強を行なうことで、万が一取付部が外れた場合の落下を防止します。
移動防止対策	ゴール取付部の移動を抑制する金具を取付けることで、ゴールのずれを防止します。
強化対策	荷重を分散させ、パイプの変形を防止します。

★耐震化ユニットは加速度約1000ガルに耐えるよう設計されています。

ガル［gal］とは速い速度に達する時間が短いほど大きくなる加速度の単位。
阪神淡路大震災で発生した最大加速度約800ガル

セノーは、スポーツ環境に安心をというブランドプロミスを掲げ、日本耐震天井施工協同組合に耐震化資料を提供し、屋内運動場の非構造物の耐震化普及の活動を推進しています。

防振ユニット

ゴール下部に専用ダンパー（特許申請中）を取付けることで、大きな揺れを減少させ、素早く揺れを止めることができます。防振ユニット取付後の揺れ量のレベルは73.8%、揺れの収束時間は57.9％それぞれ改善を行なうことができます。また、衝撃時の揺れによる音の発生も12dBの改善効果が得られ、揺れによる取付部の損傷を防ぐとともに、大きなものが揺れるという恐怖心へも効果を発揮します。