DG0111,DG1031,DG2031,DE4521,DE4720 バトミントン支柱・兼用支柱
1:各部の名称
●ネットの張り方
1)(始めて張る時だけ)ネットの親ロープに輪を作って下さい。白帯端から輪の根元までバドミントンネットの場合約25cm、ソフトバレーネットでは約60cmが目安です。下図①参照。
注意:輪は容易にほどけないようにして下さい。
2)親ロープ端の輪にナス環を引っかけ、引っ張りロープをクリートに通して下に引っ張って下さい。下図②③参照。ロープを引く長さは左右の支柱が均等になるようにして下さい。片側を引きすぎますと、もう一方が引ききれないことがあります。
3)ネットを外す場合は、引っ張りロープを手前に引きクリートから解除して下さい。下図④参照。
●使用上の注意
・ネットを張る時は、必ず手で行って下さい。(ネットを必要以上に強く張らないで下さい。)
・支柱はネットのロープ張力を約245N(25kg・f)程度を上限として設計されています。過剰な負荷をかけると支柱等が変形したり、移動式の場合は土台が浮く恐れが有りますので注意して下さい。
・兼用支柱の場合高さを設定し、固定ネジを締めてからネットを張って下さい。また使用の際は固定ネジが確実に締まっていることを確認して下さい。
・内管を上下する際は、指などを挟まぬように注意して下さい。
・使用後はポールバー整理台等に収納しましょう。
●設置時の注意
・床金具に設置する場合、床や床金具を傷めぬよう作業はゆっくりと行って下さい。また足等挟まぬよう注意して下さい。
・兼用支柱の場合、高さ調節後固定ネジを確実に締めて下さい。
●移動時の注意
・移動置き式の重量は片側約70kgと重いので、移動には特に注意して下さい。段差のある場所や起状のある場所を移動する際、キャスターに衝撃を掛けないように注意して作業して下さい。
2:標準使用期間
器具の耐久性は、環境条件、使用条件、保守点検等によって大きく左右されます。
そこで、この取扱説明書では、平均的条件(使用方法、頻度)を想定して、この年数が過ぎれば初期の器具特性が保持できなくなるばかりではなく、各部の劣化が始まり、器具に起因する事故の確率が高くなる分岐点の年数を標準耐用年数として規定しました。
部品名 | 標準耐用年数 |
引っ張りロープ | 2年 |
クリート | 3年 |
支柱・土台ベース | 3年 |
3:保証期間
保証は納入日より下記の期間といたします。
対象部品 | 保証期間 |
引っ掛けロープ | 1年 |
支柱、本体、クリート | 2年 |
4:お手入れ方法
●素地の露出・はがれなどは、さびを除去した後補修塗装してください。
5:点検(日常点検/定期点検/保守点検)
※注意
支柱本体以外のネットや床金具、整備不良によって事故につながります。点検を必ずおこなってください。
日常点検
(1)支柱の変形、摩耗やボルト・ナットの緩み、ネジ山のツブレ等がないかを確認する。
(2)引っ張りロープに糸切れや損傷、摩耗が無いかを確認する。
(3)固定用床金具に、ネジのゆるみ・浮き上がり等がないか確認する。
定期点検
点検箇所 | 点検内容 | 定期点検時期 |
---|---|---|
キャップ | 変形、摩耗、割れがないかを確認する。 | 6か月毎 |
支柱 | 変形、摩耗、さび等がないかを確認する。 | 6か月毎 |
(クラム)クリート | 止めねじのゆるみ、破損、ガタツキ等がないかを確認する。 | 6か月毎 |
引っ張りロープ | 糸切れ、摩耗、損傷がないかを確認する。 | 6か月毎 |
床金具 | ネジのゆるみ、ぐらつき、浮き上がりがないかを確認する。 | 6か月毎 |
保守点検
※安全にお使いいただくために、専門家や保守業者などによる保守点検整備を行ってください。
日常点検・定期点検では行えない、専門知識・危険を伴う作業及び特殊点検器具(検査器、足場等)などが必要な点検を行ないます。点検時期は1年毎です。
※点検内容に従い適切な保守をしてください。