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2018年度 採用サイト│Senoh - セノー株式会社募集要項

プロジェクトストーリー06

ラボードNEXT

セノーのヒット商品である
ランニングマシンのフルリニューアル。
自らの壁を超えていくために生まれた
次世代ランニングマシン「ラボード NEXT」
ラボード NEXT
組立
ラボード NEXT

新しい挑戦が始まる予感

沼田工場に試作図面が届いたとき、生産技術を担当する大勝はその革新的なフォルムに驚いた。これまでの製品で使っていた治具(溶接などに用いる作業工具)が流用できず、治具そのものの設計から考えなければならない。この製品が具体的な生産に入る際、現場作業が円滑に行われるために専用の治具は絶対に必要なのだ。

同時に生産工程で使用される作業指導表も必要になる。作業指導表とは簡単にいえば組み立て説明書のようなものだ。作業をする人間が誰であれ、指導表の順番に沿って製作すれば製品が完成する。指導表を作成する品質保証担当の金子もまた、これまでのラボードの経験が予想以上に使えないことに戸惑っていた。

二人は図面を元に工場スタッフを交えて具体的な生産方法について検討を始めた。これまでにないものだからといって、できないとは言えない。

決まらない仕様と気持ちのすれ違い

デザイン面がなかなか決定しないという状況は生産現場を苛つかせた。ようやく納得いく形に仕上がった治具が設計変更によって不要になる。仕様変更によって、効率的に設計した作業工程そのものを見直す必要が生じる。当然、指導表は一から作り直しとなる。開発側にも事情があることはわかる。しかし、要望だけが増え、作成期間は短くなっていく事態に大勝は焦りを覚えた。

少しでも作業効率や現場の無駄を省くため、金子は組み立てに必要な部品や工具の統一化を進言した。設計上、どうしても変更できない部分を確認し、代用しても問題ない部品についてはできるだけサイズを統一する。

大勝もまた生産現場と力を合わせ、使いやすい治具の開発を続けた。設計も営業も自分たちを困らせたいわけではない。あの独特なフォルムはセノーにとって大きな挑戦なのだ。自分たちだけが弱音を吐くわけにはいかない。

試作レビュー

本格的な量産に向けて試作レビューが行われるまでに残された時間は二週間あまり。レビュー時に工程をチェックし、部品の変更や作業の見直しが入った場合、作業指導表は全面改定となる。治具についても同じだ。現場の作業をやりやすくするための治具が使いにくければ意味がない。残された時間、大勝も金子もそして現場スタッフも生産を効率的に行うための工夫を続ける。自らの役割に没頭しながら、誰もがその製品の仕上がりに胸を躍らせていた。

生産が本決定したその製品は「ラボードNEXT」と命名された。この製品にはその名の通りこれまでにない取り組みが数多く採用されている。正面から一本足で支えるフォルムはこれまでにない革新的なデザインだ。見た目のスタイリッシュさの裏には生産を効率的に行うための治具の開発があった。効率的な組み立てを行うための作業指導表の度重なる改善があった。

そしてユーザーのもとへ

金子は現場で組み上げられた製品を前に、仕上がりを確認するための検査表をまとめた。安全に使用していただくために重要なチェック項目をピックアップしている。この検査表をクリアしたラボードNEXTは、いよいよご利用いただくお客様の手元に届く。この一本足のフォルムがトレーニングジムに並ぶ姿が今からとても楽しみだ。